「じゃ、また後でね」

「うん、ばいばい」

歌音と別れ、自宅へと向かう。

「パジャマ……って、どうしよう?
 前のは捨てちゃったし、いつもジャージだし……」

今から買ってくる?

……ううん、そんな無駄遣いはできないか。

ともかく1回家に帰って、荷物を持ったら

見つからないようにまた家を出ないと。

着替え、枕、保険証、預金通帳。

それに……せめて、お父さんの写真だけでも、

持っておきたい。

一体、何日逃げられるかわからないけど。

これが多分、最後のチャンスだ。

ひと晩経ったら歌音の家を出て。

その後は、貯金をおろして遠くへ行って。

……うん、そうだ。私はまだ生きている。

売られてもいないんだ。

なら、最後にせめて歌音たちにお別れの挨拶をして。

それから、限界まで頑張ろう。

「……よしっ」

決意した私は、通い慣れた自宅への道を

強い足取りで歩き始める。

「えっと……こんなものかな」

荷物をまとめたバッグの中を確認する。

全部、というわけにはいかなかったが、

大事なものや無いと困るものはしっかりと収まっていた。

「けど……」

家に帰ってみると、そこには両親も、あの借金取りも

いなくて。

【歌音】

【詠】


【詠】

















【詠】



【詠】




【詠】

だから、ここぞとばかりに金目の物も

バッグに詰め込んでやった。

「フン、まだまだ気は晴れないけど。天罰だ」

さて、と……。

それじゃ、歌音も待ってるだろうし。

アイツらが帰ってこないうちに行かないと。

「んしょ、っと……」

カバンを持ち上げ、部屋の扉を開ける。

すると……。

「何が天罰、だって?」

「え?」

目の前を、大きな影が覆ったのだった。


※本シーンにつきましては、製品版にてお楽しみください。


びゅるっるるるっ!!びゅぐぐるるるるるっ!

「んっ、あぁっ……!」

迸る白濁を受けとめながら、

私は呆気にとられてしまっていた。

「ふぅ……ううっ、うっ……」

男は満足そうに身体を震わせている。

「終わり……なの?」

そんな言葉を口にすると同時。

私の中に埋まった剛直が、みるみるうちに私の膣内で

固さを取り戻していく。

「ククッ……なわけネェだろ?2ラウンド目だ」

借金取りの男はニヤリと笑うと、

私の身体をグイッと引き寄せる。



【詠】




【詠】



【借金取り】

【詠】






【詠】



【借金取り】


【詠】




【借金取り】

「んぐっ……んんんあああぁぁっ!」

膣内だけじゃない。

身体中の満たされていく感覚に、

私は抗えない高揚感を得てしまっていた。

「ふあぁ……あっ、はぁ……はぁ……」

気を抜いたら、ペニスに意識を持っていかれそうだ。

「何をひとりで感じてんだ。
 上になってるんだから、腰を振れや」

「くっ……わかってる、ってばっ……!」

男にうながされる形で、

私はゆっくりと腰を上下に振り出す。

「ふぅん、うぁ……っ!あっ、ふぁ、ん、んんぁあ……!」

硬く張ったエラがズリズリと擦れて、甘い痺れが広がる。

待ち望んでいた心地よさに、熱い喘ぎが漏れ出た。

「嬉しそうに腰を振るもんだな。
 そんなに俺のチンポが欲しかったのか?」

「早く、終わらせたいだけっ……、んぅっ!
 あっあ、はっ、ふぁんっ、あっ……!」

「へへ、そうかい」

男がご満悦な様子で私の尻を揉み回す。

「んあっ、あっ、ふぁっ……うっ、んんぅ、ふぅ……!」

「熱が入ってきたじゃねぇか。
 尻をねぶられるのは好きか?ん?」

「はっ、ふぁっ、あっ、はぁっ……最悪の、気分……!
 こんな、痴漢にされるようなことして、んっ……、
 良くなるわけな……あっ!? ふぁっ、あっああぁ……!」

吐き捨てるように言い返すけど、

不意打ち気味に下からズンと突き上げられて、

最後まで力を入れることができなかった。

「ひ、卑怯モノぉ……っ!んっ、はぁっ、いきなり
 動き出されたら、そんなの……くぅっ、んんぅ!」

「ヒャヒャッ!その割りには、気持ちよさそうに
 背筋反らしたじゃねぇか」

ペニスに負けて声を出してしまった屈辱に、

私が見せた強がりなんて、男には見透かされている。

「ううっ……ん、ふぅ、んっ、んはぁ……」

これ以上言い返したところで、墓穴を掘るだけになるだろう。

私は、返事をしないで口を閉じる。

だけど、身体は止められない。

無意識に、より深いところまで抉られるように、

角度を調整してしまう。

「んんぅ……ふっ、んっ……!
 んんっ、んっ、ふぁっ……!」

いちばん強いモノを奥で受け止めたいと、

男の動きに合わせて、私も腰の振りを合わせていった。

【詠】




【詠】


【借金取り】


【詠】



【詠】



【借金取り】


【詠】


【借金取り】


【詠】

【借金取り】


【詠】






【詠】


【借金取り】




【詠】






【詠】

「あうっ、んっ、これっ……!あっ、すごっ……、
 奥まで……ふく、ぅっあっ……あっ、うぅんっ!」

自分でやっておきながら、戸惑うくらいに満たされてしまう。

「クク、もうすっかり感じてやがるな……
 オラッ!オラッ!」

「んああぁぁぁっ!あっ、ひぁっ、あっ、あっあっ!」

奥に、来る!力強い突きが、ズンッ、ズンッて響く!

「良い、気持ちいいよぉ……!あふぁっ、あっ、はっ!」

口の中いっぱいに溢れた唾液が、

唇の端から流れるのを拭うことすらせず、

ただただペニスをむさぼる。

「そうかそうか。俺のチンポはそんなにいいか」

「んっ、あっ……おちんぽで、勝手に腰、動いちゃ……
 あっ、あぁっ!ふうっ、んっ、はっ、んあぁっ!」

いちど堰が崩壊してしまえば、

どんな恥ずかしい言葉も口にできる。

「もっと、もっとチンポ突いて……!
 このまま、ふぁっ、あっ……い、イきたいの……!」

「仕方ねぇな。
 リクエストに応えてやるから、お前ももっと腰を振れ!」

「んはあぁぁっ!あっ、ああっ、あっあっあっ!」

お尻を叩かれると、突かれるのとは違う甘美な痛みが弾ける。

肛門に力が入って、同時にオマンコがきゅうっと絞られた。

「ちっ……クソガキのくせにいい締めつけするじゃねぇか」

「んっ、んんぁあっ!」

男は、まるで私にもっと腰を振れとでも言うようにして、

再度お尻を叩く。

そっか……コイツのペニスは、

射精したくてたまらないんだ。

「あっ、ふぅっ、んっ、はっ、あっ、ああっ!」

パンパンと肌と肌とがぶつかり合って、

じゅぶじゅぶとした水音とイヤらしい結合音に、

私はさらに興奮していく。

腰を大きく上げて、一気に突き落とす。

お尻から頭まで貫く快感に甘ったるい声が溢れ、

高みへと自分を導いていく。

「あっああぁ、ふあっ、イ、イくッ、イくぅっ……うぅっ!
 ああっ、はぁっ、このまま、このまま……あっんああっ!」

「ううっ、くっ、ぐううっ……!」

溶けていく、どろどろに。

身体が溶けちゃいそうなくらい、

熱くて、わけがわからなくて。

「あっ、あっ、んっ、んぁっ……。
 あっ、ああっあっあっあっ!!」

「うおああぁぁっ!」

「ひあっ、あっ、ああああぁぁぁぁっっ!」

ぐっと腰を掴まれ、力任せにペニスの先端を

子宮口へと押しつけられた。

その刹那―――

【詠】



【借金取り】


【詠】


【詠】




【借金取り】

【詠】




【詠】


【借金取り】


【詠】



【借金取り】

【詠】





【詠】







【詠】


【借金取り】




【詠】


【借金取り】

【詠】

ぐびゅっ、びゅっ、びゅっくっくくっ!

「んううぅぅぅっっ!!!あっ、ん、んはあぁぁっ!
 あつっ、うんっ、あっ、あぁあ~~~っ!」

「うっ、くぅ、う……!」

「あああああぁぁっ、あっ、んあああぁ~~~~っ!!」

おなかにぶちまけられた熱い飛沫が、今度こそ最後の一歩。

全身を放り投げ、私はエクスタシーを全身で味わった。

「あうぁっ、あっ……はふっ、うっ……あぁっ……!」

「くうぅっ、ふうぅ……。はぁ……」

時間も忘れるくらい、長い一瞬が過ぎ去って、

火照った身体とは反対に、頭がすーっと冷めて行く。

「まぁまぁだったぜ、クソガキ。
 客が相手の時も、今くらいのサービスはしろよ」

「はっ、はぁっ……分かってる、わよ……」

そうだ、分かってる。

自分が、どれだけ惨めなことをしたのかも。

そして、そんな道しか残されていないってことも。

……全部、分かってるんだ。


【詠】


【借金取り】

【詠】



【詠】

【借金取り】



【借金取り】


【詠】

次の場面に進む

クリックすると第壱話其ノ九へ進みます。